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ジョコ
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普遍性を持ったアフリカン・グルーヴ
オリジナルは2000年発表。2006年の来日を記念してナイスプライス化。
それまでの作品とは違い、民族音楽的なアプローチを控えめにして、どちらかというとモータウンを意識した
R&B風の音の作り方になっている。シングルカットした「マイ・ホープ・イズ・イン・ユー」はその典型パターン。
音響的な音の奥行きがかなり向上して、フュージョン的な余分な光沢が取れているのもいい。
アルバム構成としては、アルバム前半は「ビリマ」や「プリーズ・ウェイト」など、日々の生活から得られた
些細なアイデアをユーモラスに歌った楽しいミドルテンポの曲が並び、後半で「ドント・ウォーク・アウェイ」(スティングと競演)や
「ディス・ドリーム」(ピーター・ガブリエルと競演)のように、豪華なゲストとのシリアスで重い曲調が並ぶという構成が取られている。
今までの作品に比べると、民族音楽的な先鋭性は薄くなったが、打ち込み主体のR&Bのような退屈さが一切ない、
伸びやかな歌いまわしやゆったりと体を動かしたくなるような味のあるナンバーが増えた。
英米盤における最終曲「ニュー・アフリカ」は聴くものに21世紀のアフリカへの希望を願わせてやまない名曲。
なお、日本版にはボーナストラックが2曲ついており、(18)のビートルズのカヴァーはホンダ・ステップワゴンの
CMで流れている。
彼を知らなくとも、我々はすでに彼のしなやかな歌声を聴いているのです。
英語圏を意識しているせいか、英語で歌った曲も多くて聴きやすい。初めてユッスーを聴く人にも安心して勧められます。
英米ポップス的な音楽アプローチの現時点での総括といった感じの作品です。ワールド・ミュージックなどという
くくりは我々の心の中にしかないものであり、良い音楽には国境がないことがよく分かる名盤。
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