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Bach: French Suites / Keith Jarrett
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弦の感触
1991年9月ニュージャージー、ケイブライトスタジオで録音。2ヶ月前の1991年7月にシュスタコービッチの24のプレリュードとフーガ、その後7月13日にはウイーン・コンサートを録音している。それを頭に入れた上で聴くと極めて興味深い。
クラシックの評論家からは音がふらつくなどと書かれているようだが、そうだろうか。僕はそうは思わない。ここには敢然と古典に立ち向かう最も強い指と強い意志を持ったミュージシャンがいる。過去のどんなクラシックの演奏家も持ちえなかったような『弾きたい』という意志に満ちている。
ハープシコードの弦の感触を確かめながら弾くキース。すっかりハープシコードの感触にも慣れてきている。その姿勢に頑張れと応援したくなるような名演である。
sweet & stoic
作曲家と演奏家の組み合わせで作品の印象はかわるものですが、
Keith Jarrettのバッハは
個人的に大好きな組み合わせのひとつです。
sweetなロマンティシズム、stoicなペシミズムとを
両立させる彼の演奏は、バッハのテーマと
通じるところが多いのではないでしょうか?
特にこの作品は、ハープシコードの淡々とした音色が
Keith Jarrettの技術の高さ、繊細さ
バッハのテーマの美しさを
いっそう引き立てています。
雨続きのこの季節、心洗われる一枚です。
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