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Free for All
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モード・J.Mの完成形
60年代のJ.Mはウエイン・ショーターの加入で一気にモードへと突入し、時代の先端を走るグループへと変身した。50年代半ばのホレス・シルバー、50年代末のベニー・ゴルソンといった作編曲者の才人によって、常に時代をリードしてきたJ.Mだが、おそらく、この時代こそ、最も充実したユニットであったと思われる。3管編成も、ハバード、フラーという強力フロントラインが売りだが、ピアノのシダー・ウォルトン、ベースのレジー・ワークマンもモダンなセンスとテクニックを備えた新進リズムセクションである。アルバム全体の特徴として、ショーターのアレンジの緊密さと構成力が、全体を引き締め、アンサンブルとアドリブのバランスもすこぶるいい。ブレイキーも安心して1プレイヤーとして、迫力あるナイアガラ瀑布に徹している。ここにはファンキーで泥臭い50年代のイメージは一掃され、完成度の高いモダニズムの粋を見る思いである。
あえて言おう。コレがJMの最高傑作。
この盤を聴いて燃えない人はいないだろうと思える一枚。
とにかくブレイキーが全力疾走。頭の血管が4~5本は切れてるだろう。きっと。
ショーターのテナーも凄まじいくらいのベストプレイ。
マイルスが欲しくなっちゃったのも頷ける。
諸説色々あるが、あえて言おう。
この盤こそがジャズメッセンジャーズの最高傑作だ。
膨大な数JM盤の中で、何を選ぼうか迷ってるアナタ、
まずこの盤を買うべし。
そして壮絶なナイアガラ爆布の渦の中で、悶えるべし。
燃える!ウエイン・ショーター
この録音の後に、テナーのウエイン・ショーターはマイルス・デイヴィス・グループへ引き抜かれていくのですが、そのせいか「Free For All」でのショーターのブロウは物凄い。冒頭、シダー・ウォルトンのピアノによるイントロも文句なしにカッコよく、ヒタヒタ迫るハードドライビングな曲調に、フレディ・ハバードやカーティス・フラーも好調ですが、やはりショーターの目を剥くような壮絶なソロが圧巻です。もちろん、親分ブレイキーのドラムもジャケット同様に鬼のよう、ドラムソロはまるで迫撃砲のような激烈さ。ソプラノをユラユラ吹いている後年のショーターしか知らない方は、ぜひこのアルバムで彼の「鬼」っぷりを堪能して頂きたいです。
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