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レーベルの圧力が掛かり、ラフで荒っぽい新路線に。

 時代に合わせた新しいサウンドをやれ!とレーベルの圧力が掛かり、ヘヴィ・ロックにラップまでやらされた彼ら。しかし、その中でも何とか上手く「らしさ」を保った作品である。北欧神話をモチーフにした「Tyr(ティール)」を聴けば分かるように、Tony Martinを含むこの編成は本来、きちんと作り込んだサウンドが身上。しかし今回は、敢えて作り込まず、思いついた音・言葉を並べていく形で制作が進んだという。

 FEAR FACTORY 顔負けのゴリゴリ・ベースに、アジテーション・ラップ。まさに1990年代後半の音である。正統派のメタル・サウンドを期待していた人にはショックなサウンドだ。しかし、それも前半だけで、後半はもう少し以前の路線に戻る。キーボードのイントロによる、初のバラード「I Won't Cry For You」、やや尻切れとんぼなメロディーながら、Martin節が聴けるタイトル曲「Forbidden」など、秀曲は数曲ある。付き合いで買っても悪くはない。

 しかし、思うような作品を作らせてもらえない環境に嫌気が差したか、以後、2006年に至る現在まで、NEWアルバムは制作されていない。唯一、ジャケットだけはなかなか面白い。人気アニメーターの作品だそうで、墓場に現れた死神(当然 巨大なカマ持参)に、仰天した人々が逃げ惑うというコミカルなもの。「バンド史上最悪のジャケットだ」と、あるライターは嘆いたが、ボクは結構気に入った。

ベルルッティ

血迷ったか、アイオミ。勿体ない、勿体ない...

 トニー・マーティン(V)、ニール・マーレイ(B)、コージー・パウエル(D)という、よだれの出そうな布陣でありながら、サバスらしさを欠いた凡庸な内容。
 時代を意識しラップをも取り込んだ「チャレンジ」も独りよがり。どうした、アイオミ!!
 この布陣でもう一枚録音する夢も、コージーの他界でまさしく「夢」に。残念。

ミッシュマッシュ

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