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枝雀落語大全(1)
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聞き方伝授。
僕は枝雀さんの人となりが好きです。
のほほんとしているところ。
落語については,ぼそぼそ話すところが多くて,わかんない。
でも,聞きたい。理解したい。
この落語は,3回聞き流したけど,わからんかった。
そこで,シャドーイングをしてみた。
彼の言うてることを,言ってるそばから口で言ってみた。
口調まで真似をした。
判った。その結果,わかってしまった。
話の流れがぜんぶ判る。
なんで,ぼそぼそ話すのか判る。
ぼそぼそ話すとこは,きかれてもきかれなくても
いい部分だからぼそぼそ話しているのだ。
そこまでわかった。
話の内容にまで身も心もゆだねられた僕は幸せな気持ちになった。
1高津の富
宝くじが当たってうれしい話。
特にマクラがおもしろい。お金論だが,覚えておくべき。
2壷算
商売人を欺こうとする話。
僕の住んでるところは,大阪近辺。一度,日本橋の電気街で
試したくなるテクニックである。
「高津の富」「つぼ算」
「高津の富」は、ある男が宿泊先の宿屋の主人から「富くじ(今で言う宝くじ)」を買うというお話。この男、富くじに払ったお金で本当は無一文になってしまったのだが、宿屋の主人には自分は豪商だとほらをふいている。その手前、気前の良さを見せねばならず、当たれば賞金の半分を主人に与えると約束。さてその顛末やいかに?…感想をいえば、高座で枝雀が動き回るシーンがあるため、音源のみではその面白さを味わえないのは残念なところ。ただ、声だけでも十分に楽しめるお話です。大阪の地名も出てきて、大阪在住の人はきっと高津神社まで足を運びたくなるはず。「わてが日ごろ念ずるビリケンさん」というちょっとした一言も心をくすぐる。「つぼ算」は、家庭で使う水をためる「水つぼ」を二人の男が買いに行くお話。そのうちの一人は頭が切れるため、つぼ屋の主人はてんてこ舞いに。聴いている私たちも少し頭をひねらされる。つぼが割れたから買いに行くという話を、枝雀はどうしてこう面白くできるんだろうと感心してしまう作品です。二作品とも大いに笑えます。
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