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ミニッツ・トゥ・ミッドナイト
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先導者の立場へ
今までの曲も音楽として最高だったと思います。今までの作品との真の違いは、世界で起きている悲惨な問題を伝えるため音楽をその媒体としていることでしょう。争いや苦しみを嘆いているような詞を読んでいると曲でリスナーを沸かせるmusicianから、争いのない世界へ導く先導者への高みへと形を変えていくような気がしました。音楽的なインパクトは弱くなったもののメッセージ的な面は強くなったと思います。歳を重ねるにつれ、彼等は音楽だけでなく、世界平和に対し足を向けようとして人間として更なる成長を遂げようとしてるのかもしれません。そういった事をおもうと、この作品は進化の段階に踏み込んだ今までよりも素晴らしいものをかんじることができるとおもいました。
成長期を経た到達点
リンキンパークの楽曲といえば、ノリが良く聴き手の興奮をあおる作風のものが大部分を占めていた。それはこのバンドの誕生から成長期へと入った「METEORA」で特に顕著である。
それらを経験してきたリスナーが今回のアルバムを聴くとかなりの違和感を覚えるのではないだろうか。事実、私自身もこのアルバムを始めて聴いたときは今までの作風との違いに戸惑いを隠せなかったし、それ以降一時的にこのアルバムに触れることがなくなっていた。
「METEORA」にあったようなノリの良い楽曲は確かに少ない。「Bleed It Out」はその流れを受け継いでいるが、「What I've Done」ではとっつきやすさはそのままに今までとは違った世界観を描いている。
一旦は手放しかけていたこのアルバムを再度手に取る要因となったのが、このアルバムのラストナンバー「The Little Things Give You Away」をたまたまヘッドホンで聴いたことが大きい。私はこんなにも感情のこもった歌い方をするvo(チェスター・ベニントン)を知らなかった。シャウトにこだわらず、よりメロディアスに歌う。一音一音心地よく聞かせるギターとドラム。今までにはなかったやり方だ。しかし絶妙のタイミングで気分を高揚させる曲調は確かにリンキンパークそのもの。
こんなのはリンキンパークじゃないと思われてしまったらそれまでだが、個人的には彼らの成長が止まってしまったようには到底思えない。それどころか今までの経験を着実に生かして新しい音楽を提供していることが彼らの成長の証だと感じてしまった。
大作!
「1st=傑作」「2nd=快作」、と前2作に対するレビューを書いた時、タイトルは頭の中にすぐに浮かんだのだが、
この3rdに関しては、「○作」が一番適しているのか、自分なりの答を出すのに半年間色々考えていた。
その結果、自分が辿り着いたのは「大作」という言葉であった。がしかし世間一般的な「大作」という意味も含めて、
「大人な作品」という意味でも捉えてもらいたい。
今作を聴いた当初は、やはり1st、2ndとの差から「駄作」「凡作」という言葉も頭の中に浮かんだことは事実だ。
しかしこのアルバムを、「リンキン=激しいミクスチャー」という固定概念を外して聴いていた所、
前2作にはない壮大さに気付き、聴けば聴き込むほどに大人な音楽のかっこよさに惹かれていった。
失望された方達も、もう一度固定概念を外して聴いて欲しい。
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