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Beggars Banquet

Beggars Banquet

Beggars Banquet

ストーンズが初めて自らのアイデンティティを確立したといえる、68年発表の重要作にして大傑作。アルバム全体をブルージーな空気が漂う。聴けば聴くほど深くしみこむような魔性の魅力を備えた作品だ。
全編をとおして充実の楽曲で埋め尽くされているが、なかでも<1>は、ニッキー・ホプキンスによるリズミカルなピアノと、アフリカ・ヴードゥー的なパーカッション、風変わりなコーラスや黙々と突き進むベース、それにまさしく悪魔的なミックのヴォーカルが独自の雰囲気を醸しだす名曲。また<6>も、時代の空気を封印した記念碑的な曲である。(麻路 稔)

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60年代ストーンズの代表作

68年発表8作目。ジミー・ミラーをプロデューサーに迎えて、一般にブルース指向の本来のストーンズに回帰したと言われるアルバム。前作は明らかに本来のストーンズとは別物の作品ではあったが、かといって本作がそれ以前の作風に戻ったか?と言われれば明らかに違う。この作品は過去の作品と比べると“旨味”のようなものが、ワン・ランクもツー・ランクも増している。高い緊張感を持った代表曲の1.や6.ピアノが印象的な次作に繋がる南部指向の2.カントリー・ワルツ風の3.ブルースっぽい4.ブライアンのスライドが素晴しい5.カントリーっぽい7.これぞストーンズと言った風情のロック・ナンバーの8.フォルクローレ?風なアコースティック・ナンバーの9.
バラードの10.・・・と何処が原点回帰なのか理解に苦しむのだが、世間で言われるところの最高傑作の称号は全く問題のない作品だと思う。60年代末の作品は曲のクオリティも高いが、他の年代のものと比べて空気感のようなものが全く違う。この空気感だけでも名盤の証になると思う。

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ストーンズグルーヴの快感のはじまり

ストーンズを長年聞いてきて、初期のカバーを代表する作品も好きは好きなのだが
ブルースをルーツに置き、彼らの本領が発揮されるのがこの作品からだと思う。

このアルバムから、70年代へとつながる一連のアルバムは、まさに無敵。
もはや中毒である。80年代以降のストーンズも、もちろん好きなのだが、
やっぱり、60年代後半〜70年代のストーンズが一番思い入れがある。
どれが最高といわれれば、日替わりだ。

このあたりのアルバムを聴きもしないで、オアシスのアルバムをして
「過去も未来も含めて最高のロックアルバム」などとクソみたいなレビューを
書いている輩に、叩きつけてやりたいアルバムである。

転がる石はシカゴブルースをも穿つ

ローリングストーンズ好きを自称するあなた。レット・イット・ブリードやスティッキーフィンガースが最高だと思っているあなた。まさかこのベッガーズバンケットを聴き逃したりはしていないでしょうね。
ミック・ジャッガーとキースリチャードを心底愛しているあなた。まさかブライアンジョーンズのことを知らないハズはないですよね。
ブルース、R&Bのコピーバンドとしてスタートしたローリングストーンズが、彼らのルーツに回帰して創り上げた傑作アルバムがこの"Beggar's Banquet"なのです。
LP時代のAB面1曲目だったサンバロックの"Sympathy For The Devil"とストレートなロックロールナンバー"Street Fighting Man"を除いて、シカゴブルースを消化したアコーステイックギターを多用したディープでシブイな演奏が聴かれる。キース・リチャードのシンプルなギターは冴えまくり、ミック・ジャガーの悪魔的ボーカルは最高潮だ。
このサウンドやアルバムコンセプトに寄与したのが、初期ストーンズの中心メンバーだったブライアンジョーンズだ。レット・イット・ブリード制作中にグループを脱退し、その後死亡した。彼亡き後のストーンズは、低きに流れ知性を失ったと思うが如何か。

初期ストーンズの後期の始まり

明らかにこのアルバムから彼等の音が変わった印象がある。ビートルズの「ホワイトアルバム」に触発されたのか、原点への回帰と言う理解が発表当時の世評だった。
本作が彼等の歴史の中で明らかに際立っているのが、アルバム全体を通したサウンド作りが徹底されている事だと思う。
「アフターマス」と同様に、アルバムの音が一つのトーンで貫かれている。私がこのアルバムを気に入った最初の好印象がこの事だった。
ポップなセンスの曲は少ないかもしれない。だが、どれもがヘヴィーなロックを内在している音楽である。「迷い猫ブルース」は「Get Ya…」でも演っているが、曲が漂わせているムードはスタジオ録音のほうが明らかにヘヴィーだ。「路上の戦闘男」も同様で、音質ではなくプロデュ−スがヘヴィー・センスなのだと思わせる。J.ミラーの影が興味深い。
ストーンズの数あるアルバムの中で、一番と言われれば迷う事もあるが、3枚ベストを選べと言われれば、このアルバムは必ず選ぶ一枚である。

GOT ROLLS HIS OWN!

1968年発表の大傑作。
けっこうアコースティックギターが目立つ曲が多いのだが、
それでもこの禍々しさ、毒々しさ、グルーヴは並なバンドでは絶対に出せない部分である。
初期はイメージ戦略で「ワルのバンド」として売り出していたようだが、そんな表面的なものではなく、この音は本当に深くてこわい。
ドラッグやアルコールなども影響しているのであろうが、その影響が最大限良い方向へ向かっている。(使用しているのが良いということではない)
これを超えるロックを長年探しているがまだ見つけることができない。

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