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Surrealistic Pillow
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異声交遊録
女性ロックボーカリスト時代の黎明を告げる記念すべきロックチューンSomebody to Loveと、ドラッグ体験に不思議の国のアリスを絡めた歌詞で知られるWhite Rabbitの収録作として一般的には語られる事が多いようだが、意外にも彼女のリードはこの2曲だけで他はコーラス、しかも全て低音担当なのが特徴である。男性陣とスリックのボーカルが絡む曲が7曲(tr.1-4,6-8)、これらの歌声の混じり具合が実は肝で、聴き込んでいくとわかるこのアルバム最大の魅力かと思う。
ボ・ディドリー調のリズムに乗りながらスリックがオブリガート的な伴唱を決めるShe Has Funny Carsや、ビーチボーイズの完璧な調和とは異次元にあるフリーキーな掛け合いが絶妙のMy Best Friendが典型。繊細な男性リードボーカルの下側から低く温もりのある「女性」が包み込むTodayのような曲があるかと思えば、背後から凄みの効いた「おんなの声」がうねうねと絡みゾクゾクさせられるD.C.B.A.-25のような曲もあって、男女混声ロックボーカルの醍醐味が十二分に楽しめる。60年代Summer of Loveの香りも高いこのアルバム、一押しです。
職人のリマスター技を聴こう
この作品の歴史的評価は、今さら何も語るべきことはない。
とにかく今回の再発盤の注目点は、「音質」である。
まず、これまでのCDと違い、ようやくオリジナルアナログと同じピッチとなった。すでにこの時点で買いである。
リマスターを行ったのは、現在、最も注目されている職人ボブ・アーウィン。
ジョニー・キャッシュやバーズなど、彼の手により「再生」した音源は、ここのところ、にわかに「通」の喝采をもって受け入れられている。
録音当時、スタジオでメンバーが意図したであろうサウンドが、これでもかと、再現されている。(ボーナストラックは、新解釈によるリミックスだが、これも帯域を拡張してメリハリを強調するような安易な技術は使っていない)
この職人芸には、まったくもって脱帽である。
CDというフォーマットが、まだ当分イケることを、本作は証明する。
再発は、かくありたし。
歴史的価値?
2.Somebody to Loveはあまりにも有名に曲。いわゆるサンフランシスコのベイエリアサウンドの先駆けとなった作品である。ロックが反体制の象徴ともなっていった時代でもある。それが、今ボーナストラック付で再発売されている。
音は古い。時間の経過を感じさせられずにいられない。この音に歴史的価値を認めるか?古さを感じさせる音楽にそのようなものを私は認めることは出来ない。2.Somebody to Loveいいメロディーを持った曲ではあるが、それ以上のものではない。
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