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For the Stars
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予想外の名コラボレーション作品でした
Anne Sofie von Otter は1955年ストックホルム生まれのスウェーデン人で、著明なメゾ・ソプラノのオペラ歌手の一人とのことですが、僕はこのElvis Costelloとのコラボレーション作品で初めて知りました。
もともとはCostelloがOtterのファンで、コンサートを何回も見に行っていたのをきっかけに合うようになり、発表の5年以上前からアルバム作成の話が持ち上がっていたようです。Costelloが歌に参加しているのは僅か数曲。発表当初はCostelloの歌が少ないのが不満でしたし、聴きなれた曲をオペラっぽく朗々と歌われることに耐えがたい思いをしました。しかし、慣れてくると落ち着いた美しく滑らかな声のよさが心地よくなりました。録音のどれもが素晴らしいと思うわけでもありませんが、何度も心を奪われる瞬間があります。Paul McCartneyの"Junk"とTom Waitsの"Broken Bicycles"という名曲を大胆にもミックスした6曲目が本作品の白眉でしょう。いずれも捨てられたガラクタに孤独な心を投影した曲でしたから、歌詞としても完全に一体化しており、もともとひとつの曲であったかのようです。このバラードだけで買いだと思います。
「オペラ歌手がとってつけたようにポップスを歌うのが嫌いだ」と語っているCostelloですから、選曲にかなりの配慮をしたのでしょう。アルバムに関するCostelloのインタビューで印象的だったのは、「Von Otterがあるテクニックを使わなかったり、またあるテクニックをいつ適応し、またいつそれを単純化するか、ということに配慮した」というくだりでした。
このセッション14日間で27曲録音しており、どれを削るか悩んだとのことでしたので、いずれは残りの曲も日の目を見るかもしれませんね。
フォン・オッター+コステロ=?
世界でもトップクラスのメゾ・ソプラノ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターとエルヴィス・コステロとのジャンルを超えたコラボレーション。レーベルはあのドイッチュ・クラモフォン!ジャズからクラシック・ロックまで、コステロ流のアレンジで聴かせてくれます。
実は私はコステロではなく、フォン・オッターの名前の方にむしろ興味を感じてこのアルバムを購入したほうなので(彼の曲は1,2曲しか知りませんでした)、アンネのクラシックではないがポップでもない歌唱が古いコステロファンを満足させるかはわかりません。ただ、カヴァー、セルフカヴァーだけでなく、オリジナルの新曲も数曲入っていますので、聴く価値はあると思います。アンネの声については美しいの一言。でもやはり彼女はオペラを歌㡊£!ているほう・・・・。
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