TOP >   >  せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)

せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)

せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)

せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)

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何だかスゴイ話になってきたな・・

長い。二部構成だった『デイ・バイ・デイ』に次ぐものかな。
ウーン、レモンの台詞どおりに何だか『スケールが大きくて想像できない話』
になってきたような・・
本作では幾つかの点において疑問とされてきた部分が詳らかにされている。
例えば、テッサとカナメが何で同じ誕生日なのか?
何故にフルメタ世界では冷戦構造が崩壊していないのか?
ヒロインが何で【カナメ】なんてイカした名前なのか?(笑)とかね。

人物の相関関係にも微妙な変化が・・前半の色恋沙汰も意外だったが、
終盤の戦闘における【彼】の喪失には呆然。今後、短編出す場合は
一体どうするんだ?という要らぬ心配をしてしまう。

それにしても主人公は成長したな、と。彼の人間としての成長も
この作品の−特に長編における−醍醐味だと言える。
ストーリーラインは変化・混乱を極めているが宗介が戦友・恋人
などとの出会いを通して人間らしさを取り戻していくのは十年来
変わらぬテーマである。
今度は彼が想い焦がれる人物に人間らしさを取り戻させる番・・
いよいよ、本当に終幕も近いんだなァ。

抱き枕の総合情報

いよいよ物語はフィナーレへ。「付き合ってきて良かった」と思える結末を期待!

本書ではこれまでフルメタルパニックの世界の数々の謎が明らかにされていきます。アームスレイブやその周辺にある存在しない技術(ブラックテクノロジー)、これらを世界に送り出した囁かれた者(ウィスパード)たちがなぜ生まれたのかが明らかになります。ありえない技術、ありえない存在がなぜ生まれることになったのかを賀東招二は逃げることなく真正面から説き明かします。

400ページを超える内容で、かつ緊迫した物語展開の中で謎の説き明かしをやられたので、読後には呆然としてしまいました。本書はこれまでの長編作品とはだいぶん雰囲気が異なり違和感を感じたりもしましたが、それでも目が離せない展開で、私は一気に本書を読破してしまいました。

そして、いよいよ物語は次巻で最終巻とのことです。思えばこのシリーズが始まって10年ととても長い付き合いになりました。シリーズが進むにつれて宗介もだいぶん変わりました。本書の中盤、ヘリの中で話す宗介がテッサと話す場面で「ああ、宗介は成長したな」とうれしく感じました。物語は彼がテッサに語った「希望の結末」では終わらないでしょう。でも、宗介やかなめがハッピーエンドで結末を迎えられることを期待しています。

最終巻が作者あとがきにあったように「付き合ってきて良かった」と思える結末でありますように!

ちょっと大人の

今回のメインのお話はウィスパードです。
彼女(彼)たちがどうやって生まれたかという物語の核心に迫る話です。
が・・・そんなことはどうだっていい、クルツです!クルツ君大活躍です。
今までありそでなかったマオとついに・・・大人ですアダルトです!
クルツファン必読です。
あとヨン君もでてます。あれユン君だっけ?(なんか違うような)

ライトノベル・・・と言えない重さ。

流石、賀東招二。
そう唸らされた一冊でした。
そして、このライトノベルがすごい一位を獲得した実力、
間違いありません。
しかし、ライトノベルと言うには少々重さが激しい巻でした。
物語は収束へ向け一気に動いていて、とにかく読み手の私たちは
その物語の荒波でもみくちゃにされます。
謎が解明される快感と、彼等が抱く希望と、訪れる困難と、
その困難に立ち向かう意志と、喜びと悲しみと。
確かに、最近はライトノベル流行りで沢山の作品があります。
売れている本だっていくつもある。
この作品だってライトノベルらしく「あり得ない技術」が出てくるし、
短編版にはライトノベルらしい「軽いノリ」もあります。
だけど、この長編版フルメタはとにかく一撃が重い。
後半戦に入って、ソースケが一人になったあたりから、
なんだかどんどんライトじゃないパンチが来る。
他のライトノベル作品だってフルメタより人が死ぬ物語は沢山あるのに、
フルメタの方が泥臭くて血なまぐさくて、そして人間くさいのは
どうしてでしょうか。
とにかく、圧巻の一冊でした。
まだ色んな感情にもみくちゃにされた波から抜け出せずにいます。

読後に呆然

フルメタの長編シリーズも、いよいよクライマックス。
最終章を目前に控え、物語もヒートアップしていきます。

本作では今まで話の中心に据えられていた「ウィスパード」に焦点をあて、ついに作品根幹の謎が明らかになっていきます。
この辺りを知ってから1巻などを読み返すと、幾つかの点で「ああ、なるほど」と膝を打つことでしょう。

今回も登場キャラも熱く、血の通った人間である事を知らされ、それぞれの想いがぶつかり合います。
前巻が宗助の巻だとしたら、今回はかなめをはじめとするウィスパード達。テッサやクルツなどのTDDチームが主役です(もちろん宗助も活躍していますが)。
彼らの動向には目が離せません。

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